完コピOK!誰でもできる簡単株投資

中・長期向け投資株を紹介します。銘柄・目標株価全公表のため、同じポジションを取ることも可能です。デイトレード禁止!じっくりまったり株を育てていきましょう。

保有候補(日本軽金属ホールディングス)

新しい保有候補として、日本軽金属ホールディングスを挙げます。

すぐに投資してみたいのですが、しばらく株価を見てみようと思っています。

 

折角ですので、私がどういう基準で投資をしたい!と思うに至ったかを説明していきたいと思います。

 

スタートは営業利益÷時価総額

 

投資対象を決める際、「営業利益÷時価総額の数字が高い会社を候補にすることにしています。

時価総額とは、別記事↓で説明した通り、その企業を手に入れることができる金額です。

onemininvest.hatenablog.com

営業利益は、一言でいえば「その企業が本業で設けた利益」を指します。

つまり、その企業のビジネスの「稼ぐ力」を見ることができます。

ちなみに稼ぐ力を示す指標でEBITDAというのがありますが、本ブログではあまり重点を置かない予定です。理由としては、

 

・計算が複雑

・計算式の定義が一つじゃないため、曖昧になる

 

というのがあります。私なりの結論ですが、

 

EBITDAは、営業利益と比較して大きく変わらなければ無視してよい

というのが私の持論です。これはそのうち別記事にしますね。

 

話を戻しましょう。「営業利益÷時価総額の数字が高ければ高いほど、その企業の収益力が高いということになります。

 

日本軽金属ホールディングス時価総額と営業利益を見ていきましょう。

営業利益は、2018年3月期の営業利益で299億円です。(有価証券報告書より)

時価総額は、2018年10月5日時点で1,512億6,500万円です。(Yahoo!ファイナンス調べ)

これらを割ると、19.76%となります。ほぼ20%ですね。

 

これは、この会社を買収したとき、買収にかかった費用は5年でざっくり回収できる

 

ということを意味します。この考え方は、非常に重要です。仮に実際やろうとすると、本業以外の利益/損失を考慮したり、税金を考慮したり等事実上無理なのですが、そういった感覚で企業を見ることが重要なのです。

 

実際、20%という数字はかなり優秀です。ぜひ皆さんも、思いついた企業でこの計算式を試してみてください。大抵の会社は10%も行きません。

 

これで、最初のフィルタリングは完了です。

 

会社の健全性はどうか?

次に、選んだ企業の健全性を調べてみましょう。健全性を調べるには、有価証券報告書(通称:有報(ゆうほう))を見てみるのが一番です。

有価証券報告書とは、株式を上場(取引所で売買可能にすることを、上場すると言います)した企業が毎年公表を義務付けられている書類です。その企業の売上、利益、役員の状況など色々な情報を提示する必要があります。いわば企業の通知表です。

ただ一つ問題が。

有報は分量が多いです。

分量が少ない企業でも60ページはざらで、分量が多いと200ページを超えます。とてもじゃないですが、読んでいられないですね。

ただ、実は一度しっかり読めば何が書かれているか、どの部分が重要かが分かるようになります。今度、別記事で詳しく解説しようと思います。

今回は日本軽金属ホールディングスの有報を見てみましょう。

http://www.nikkeikinholdings.co.jp/news/common/pdf/hd6.pdf

ここで1ページ目に「企業の概況」という項目があるので、まずはこれだけ見るようにします。これも重要な情報の一つです。

 

売上高は4年前の第2期と比較して2割増えています。その間も大きく上がったり下がったりしていないため、「この期間は大きなリスクが発生しなかった」「ビジネスモデル的に売上高が安定している」のどちらかに当てはまると言えるでしょう。

 

経常利益(借金の借入利息など、本業と関係ない部分の利益・支出を加味した利益のことを指します)を続いて見ていきます。ここでは、2点の情報に着目します。

・営業利益と経常利益の数字が大きく変わらないこと。

・経常利益の数字が4年前と比較して2.5倍に増えていること。

これらはどちらも良い状況です。そのため、プラス材料。その他自己資本比率などを見てみても、足元の経営指標に悪い材料がないことを確認できます。ここまでで、第2段階もクリアと言ってよいでしょう。

 

ここまで行ったら、次は以下の点を調べていきます。少し長くなってしまったので、別エントリーでお話させていただければと思います。

・会社のビジネスモデルは数年先、数十年先も問題ないか?

・競合他社と比べてどうか?

・現行のビジネスモデルにおいて、リスクはどこにあるのか?

・リスクが起こってしまった際、影響はどの程度あるのか?

・なぜ割安銘柄なのか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。