損益報告
こんばんは。
今週は世界的にリスクオフの週だったため、影響もそれなりにありましたが、やはり損益はつけて評価しなければなりません。今週の損益報告になります。
銘柄 |
株式数 | 目標株価 | 購入価格 | 現在価格 | 先週末の価格 |
日本板硝子 | 500 | 3,100 | 1,168 | 1,196 | 1,249 |
神戸製鋼所 | 500 | 1,750 | 918 | 1,001 | 1,022 |
日本軽金属HD | 0 | 600(仮) | 0 | 235 |
244 |
損益(累計・円) | 損益(累計・%) | 損益(月次・円) | 損益(月次・%) | 損益(週次・円) | 損益(週次・%) |
14,000 | 2.40% | -20,500 | -3.31% | -26,500 | -4.24% |
41,500 | 9.04% | -4,500 | -0.89% | -10,500 | -2.05% |
0 | 0.00% | 0 | -7.48% | 0 | -3.69% |
やはりかなり厳しい結果になりました。
保有している2銘柄でそれぞれ4.24%、2.05%の損失。
月次ベースでもマイナス転換してしまいました。
先週末のダウは1.2%高で引けましたが、これを機に大きく相場が上昇・下降することはないと見ています。
おそらくゆっくり上がっていくのではないかと見ています。
だいぶセンシティブになっているので、ネガティブ材料が出てきたらまた下落に転じてもおかしくはありません。
当ブログの運用方針は基本的には放置です。ただ、景気が悪いときに敢えて逆行しにいこうとは思いません。常に相場の雰囲気を感じておくのが重要だと感じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日の雑記(日経-3.89%)
こんにちは。本日は大幅に日経が下落してしまいました。日経は915.18円安の22,590.86円で引け、前日比-3.89%です。
その中でも日本板硝子は128円安の1,163円、前日比-9.91%(涙)板硝子は指折りの下落率を記録した銘柄となり、値下がり率上位に名前が挙がってしまうほどの下落となってしまいました(涙)
日本板硝子は日経平均採用銘柄のため、さぞや日経平均を押し下げる要因になったんだろう…と思いきや、実はほぼ関係なかったりします。日経平均はその名の通り、「日経が選んだ225銘柄の平均株価」なのですが、その構成比率は実は特殊です。
このリンク内の「日経平均採用全銘柄 寄与度 一覧」という表を見るとわかりますが、実は日本板硝子が日経平均に占める構成率はわずかに0.02%です。これはとても小さくて、本日128円安ですがこれが日経平均に与えたインパクトは0.47円安です笑 ちなみに構成率が一番高いのはファーストリテイリングで、9.36%。ざっくりファーストリテイリングの株価が2倍になれば、日経平均が10%近く押し上げられるということですね。
話はそれましたが、短期的なビューについて話をしておこうと思います。
結論から言うと、今回の下げに対しては売買せず、ノーアクションで行きます。
本日の下げは、貿易戦争の不安や米金利上昇懸念等が原因だと言われていますが、私は単純に上昇していた株価の調整の一環と見ています。
原油価格上昇、米中貿易戦争懸念、FRBパウエル議長の利上げとそれを嫌うトランプ、迫る中間選挙…これらはいずれも若干の懸念を孕んでいる状態です。それに加えて3.25%を試す10年米国債、これらを受けてVIX(volatility指数)が上昇し、VIXとこれらの不安材料が相互に作用しあって、今回の下げを生んだとみています。
ただ上記いずれのヘッドラインも昨日急に始まったことでもないですし、これらのいずれも大きな波乱はなくこなしていくと私は見ています。また米国景気も堅調ですので、数日のうちに、早ければ明日にでも落ち着きを取り戻すと見ています。
波乱があるのであれば、米国株式市場のFANGのビジネスが急ブレーキとなる場合でしょうか。近年のFANGの株価の上昇は目覚ましく、世界中で作られている多くのファンドに組み込まれています。それは即ち、これらの株価が下落すると、世界中の投資家に悪影響を与える、ということです。
これらFANGの一角が何らかの理由で大幅に株価を落とした際、それが大幅下落のトリガーになる可能性は十分あると思っています。ただ現時点ではその可能性はまだ高くないようなので、しばらく様子見でいきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
保有候補(日本軽金属ホールディングス)
新しい保有候補として、日本軽金属ホールディングスを挙げます。
すぐに投資してみたいのですが、しばらく株価を見てみようと思っています。
折角ですので、私がどういう基準で投資をしたい!と思うに至ったかを説明していきたいと思います。
スタートは営業利益÷時価総額
投資対象を決める際、「営業利益÷時価総額」の数字が高い会社を候補にすることにしています。
時価総額とは、別記事↓で説明した通り、その企業を手に入れることができる金額です。
営業利益は、一言でいえば「その企業が本業で設けた利益」を指します。
つまり、その企業のビジネスの「稼ぐ力」を見ることができます。
ちなみに稼ぐ力を示す指標でEBITDAというのがありますが、本ブログではあまり重点を置かない予定です。理由としては、
・計算が複雑
・計算式の定義が一つじゃないため、曖昧になる
というのがあります。私なりの結論ですが、
EBITDAは、営業利益と比較して大きく変わらなければ無視してよい
というのが私の持論です。これはそのうち別記事にしますね。
話を戻しましょう。「営業利益÷時価総額」の数字が高ければ高いほど、その企業の収益力が高いということになります。
日本軽金属ホールディングスの時価総額と営業利益を見ていきましょう。
営業利益は、2018年3月期の営業利益で299億円です。(有価証券報告書より)
時価総額は、2018年10月5日時点で1,512億6,500万円です。(Yahoo!ファイナンス調べ)
これらを割ると、19.76%となります。ほぼ20%ですね。
これは、この会社を買収したとき、買収にかかった費用は5年でざっくり回収できる
ということを意味します。この考え方は、非常に重要です。仮に実際やろうとすると、本業以外の利益/損失を考慮したり、税金を考慮したり等事実上無理なのですが、そういった感覚で企業を見ることが重要なのです。
実際、20%という数字はかなり優秀です。ぜひ皆さんも、思いついた企業でこの計算式を試してみてください。大抵の会社は10%も行きません。
これで、最初のフィルタリングは完了です。
会社の健全性はどうか?
次に、選んだ企業の健全性を調べてみましょう。健全性を調べるには、有価証券報告書(通称:有報(ゆうほう))を見てみるのが一番です。
有価証券報告書とは、株式を上場(取引所で売買可能にすることを、上場すると言います)した企業が毎年公表を義務付けられている書類です。その企業の売上、利益、役員の状況など色々な情報を提示する必要があります。いわば企業の通知表です。
ただ一つ問題が。
有報は分量が多いです。
分量が少ない企業でも60ページはざらで、分量が多いと200ページを超えます。とてもじゃないですが、読んでいられないですね。
ただ、実は一度しっかり読めば何が書かれているか、どの部分が重要かが分かるようになります。今度、別記事で詳しく解説しようと思います。
今回は日本軽金属ホールディングスの有報を見てみましょう。
http://www.nikkeikinholdings.co.jp/news/common/pdf/hd6.pdf
ここで1ページ目に「企業の概況」という項目があるので、まずはこれだけ見るようにします。これも重要な情報の一つです。
売上高は4年前の第2期と比較して2割増えています。その間も大きく上がったり下がったりしていないため、「この期間は大きなリスクが発生しなかった」「ビジネスモデル的に売上高が安定している」のどちらかに当てはまると言えるでしょう。
経常利益(借金の借入利息など、本業と関係ない部分の利益・支出を加味した利益のことを指します)を続いて見ていきます。ここでは、2点の情報に着目します。
・営業利益と経常利益の数字が大きく変わらないこと。
・経常利益の数字が4年前と比較して2.5倍に増えていること。
これらはどちらも良い状況です。そのため、プラス材料。その他自己資本比率などを見てみても、足元の経営指標に悪い材料がないことを確認できます。ここまでで、第2段階もクリアと言ってよいでしょう。
ここまで行ったら、次は以下の点を調べていきます。少し長くなってしまったので、別エントリーでお話させていただければと思います。
・会社のビジネスモデルは数年先、数十年先も問題ないか?
・競合他社と比べてどうか?
・現行のビジネスモデルにおいて、リスクはどこにあるのか?
・リスクが起こってしまった際、影響はどの程度あるのか?
・なぜ割安銘柄なのか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
損益報告
今週の損益報告は以下になりました。
銘柄 | 株式数 | 目標株価 | 購入価格 | 現在価格 | 先週末の価格 |
日本板硝子 | 500 | 3,100 | 1,168 | 1,249 | 1,237 |
神戸製鋼所 | 500 | 1,750 | 918 | 1,022 | 1,010 |
損益(累計・円) | 損益(累計・%) | 損益(月次・円) | 損益(月次・%) | 損益(週次・円) | 損益(週次・%) |
40,500 | 6.93% | 34,500 | 5.91% | 6,000 | 0.97% |
52,000 | 11.33% | 46,000 | 10.02% | 6,000 | 1.19% |
先週とパフォーマンスは同じくらいですが、日経平均が先週末から比較して24,120.04→23,783.72(-1.40%)となっており、相対的なパフォーマンスは良好です。
騰がっている局面よりも、下落局面でのパフォーマンスが堅調というのはうれしいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
損益報告
先週の損益は以下になりました。
銘柄 | 株式数 | 目標株価 | 購入価格 | 現在価格 | 先週末の価格 |
日本板硝子 | 500 | 3,100 | 1,168 | 1,237 | 1,249 |
神戸製鋼所 | 500 | 1,750 | 918 | 1,010 | 989 |
損益(累計・円) | 損益(累計・%) | 損益(月次・円) | 損益(月次・%) | 損益(週次・円) | 損益(週次・%) |
34,500 | 5.91% | 34,500 | 5.91% | -6,000 | -0.96% |
46,000 | 10.02% | 46,000 | 10.02% | 10,500 | 2.12% |
悪くないパフォーマンスですが、先週は日経平均が年初来高値を更新するなど日本の株式全体のパフォーマンスはかなり好調だったので、それに助けられた所はありますね。
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20180930-00007840-toushinone-bus_all
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
割安銘柄を見つける近道は、自分の「得意分野」である
前回の記事に続き、今回の記事でも割安銘柄の見つけ方についてお話していこうと思います。
前回の記事ではゲーム業界を例にとり、任天堂、スクウェア・エニックス、バンダイナムコの3社の時価総額を比較することで、割安・割高について考える一例を挙げさせていただきました。
私はゲーム業界を挙げましたが、もちろん、どの業界でも全く問題ありません。今回の記事では、業界比較をする業界の探し方についてお話したいと思います。
自分が興味を持っている業界・会社を調べてみる
企業同士の価値を比較するのですから、勿論自分が詳しい業界が良いに決まっています。
もしあなたが趣味がある場合、その趣味から当たってみることをオススメします。
例えば、服が好きな方。好きなブランドを片っ端から挙げてみて、どこの企業がそのブランドを提供しているかを調べてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、服飾で日本一の企業と言えば、押しも押されぬあの企業ですね。(クリックする前にどの企業かを考えてみることをオススメします!)
音楽が好きなら、音楽業界。カラオケが趣味なら、カラオケ業界。何かスポーツをやっているのであれば、スポーツ用品のブランドを並べてみると面白いと思います。
身近な企業の時価総額、ふたを開けてみると「想像してた通り!」となる銘柄と、「え、うそ信じられない!」となるパターンに分かれるのではないでしょうか。
皆さんに今回探していただきたいのは、後者の方のパターンです。
Appleは欠かせない
やはりこの手のエピソードとして欠かせないのが、Appleです。
Apple製品で最も有名な商品と言えば、言わずと知れたiPhoneです。
iPhoneは2007年の6月に発売されていますが、このときに「ピン」と来て100株買っていたとしたら、現時点でその100株の価値は何倍になっているでしょうか。
2007年6月8日の株価は17.78ドルです(Google調べ)。この時点で100株買うと、購入費用は1,778ドル(手数料別)になります。
2007年6月のUSD/JPY為替レートが1ドルあたり123.17円なので、
円貨に換算すると218,996円ですね。
今の株価は、2018年9月21日時点で217.66ドル!100株持っていると21,766ドル!
これを現在の為替レート(1ドル約112円)で円貨換算すると、
243万7,792円になります!243万円と言えばちょっとした財産です。
もし仮に1,000株持っていたとしたら、2,437万円です!
もう小金持ちと言ってもいい水準ではないでしょうか。
10年で15倍のリターン。銀行に預けているだけではとても到達できない水準で、夢がありますね。
熱心なApple信者は億万長者になれた
私の父は昔から熱心なApple信者で、当時からPowermacを所有していました。
そして、iMacの初代が出た1998年、私の父はAppleの株を買います。
当時のセンセーショナルなCMは世界中の人の度肝を抜きました。
初代iMacが発売された1998年8月当時のAppleの株価を調べてみると・・・(Google調べ)、なんと1.22ドル!!この時にAppleの株を買っていたら178倍です!ウッカリ100万円分買っていたら余裕で億万長者です!
そう、当然私の父も…
株価が上昇したときに売ってしまったとのことです(涙)世の中、そんなにうまくはいかないですね。
でも正直、Appleがマイクロソフトを抜き、コンピューター業界どころか世界で一番の時価総額の会社になると予想できた人はいなかったのではないでしょうか。
ただ、熱心なApple信者であれば、その可能性を疑わなかったかもしれません。
また、熱心なApple信者であれば、プロを含めた他の投資家よりもずっと早くAppleの可能性を見抜き、その将来を予見出来ていたかもしれません。
自分の専門知識はプロのリサーチを上回る
夢がありすぎる例で語ってしまいましたが、自分の好きな会社・業界の実績は、時として証券会社のリサーチャーのそれを凌駕する例はままあります。
自分の好きな会社・業界の時価総額を調べてみる。同業他社と比較してみて、違和感があればその理由を調べる。
これこそが株式選定の重要なファクターとなります。
「いや、ちょっと待って、違和感があっても理由の調べ方が良くわからないんだが…」
仰るとおりです。次回は、その調べ方について説明していこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
損益報告
今週の損益報告です。
銘柄 | 株式数 | 目標株価 | 購入価格 | 現在価格 | 損益(円) | 損益(%) |
日本板硝子 | 500 | 3,100 | 1,168 | 1,249 | 40,500 | 6.93% |
神戸製鋼所 | 500 | 1,750 | 918 | 989 | 35,500 | 7.73% |
※損益は、購入時価格から現在価格までの累計損益を計算
<今週の売買>
なし
これ以上ないスタートを切れました!
日経平均7連騰でプチバブルの状態ですね。
安倍総理の三選は外国人投資家にとってポジティブと取られたかと思います。
また米中の関税合戦の中でもNYダウが堅調な伸びを見せたことから日経も併せて上昇していました。
目標株価まで売買は原則行わないのが当ブログの投資スタイルであるため、目先の株価上昇自体はあまり意味がないのですが、やっぱり騰がっていると嬉しいですね。
これまでもそうですが、当面トランプ発のニュース(ツイート等)で土日も株価変動の要因が出てくる可能性も十分あります。
売買も検討するレベルの発言が出てくる可能性は高くはないと思いますが、もしそういったニュースがありましたら共有したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。